埼玉県鳩山町で山の上音楽教室をやっているピンやまです!
今回はピアノの脱力に関係がある記事になっています!
前よりも気持ち良くピアノを弾きたいと思われる方は、是非ご覧ください!
特に前半は初心者の方にも分かりやすく一瞬でできる方法や、その仕組みも載せてあります!
上級者の方には、知ってる方もいると存じますが、さらなる気付きのきっかけとなればと思います!
この情報が何か役に立てば嬉しいです!
脱力するには色々な要素が関連
皆さんは脱力で悩まれたことはありますか?
僕はたくさんたくさんありますし、
何年も弾いてきていますが、今でも脱力のことは考えます!
脱力ができていらっしゃる方でも、たとえピアニストの方でも、日々の練習できっと脱力のことは考えていらっしゃいます!
そんなピアノの脱力ですが、大前提として「一つのやり方だけではない」ということがいえますよね!
また「さまざまな要素が関連して」脱力できている状態が生まれているともいえます!
あれもこれもとたくさん書き過ぎると、訳がわからなくなってしまいますので、
今回は2つだけご紹介します!
物理的なこと
まず、ピアノの脱力と聞いた時に、物理的に「力を抜く」ことだよな〜と考えていらっしゃる方は9割以上いらっしゃると思います。
そうです。物理的に力を抜くことは、当たり前かもしれませんが非常に大切です。
楽にピアノが弾けるな〜と感じる物理的な方法をお伝えします!
次の部分が一瞬でできる方法とその仕組みの説明となります!
手首を1cm上へ上げる
例えば、鍵盤でドミソの和音を弾く時。もちろん弾いた瞬間に力を抜きますが、
その弾いた瞬間に手首を1cm上へ上げます!
ピアノが今弾ける方は、是非ピアノの前に座ってやってみてください!
一瞬でできます!
どうでしょうか?
手首を1センチ上げると、楽に力を抜くことができませんか?
面白いですよね。
手首を上へ上げると、なぜ力を抜きやすくなるのでしょうか?
理由があります。
それはピアノを弾くという下へ向かう力に対して、上へ向かう力、つまり
反対方向へ働く力を利用したからです。
ピアノの脱力とは、ただ単に力を抜くことだけでなく、
このように「反対方向へ力を逃す」という側面もあります!
反対方向へ働く力を利用すると、次の音の鍵盤にも自然に楽に移動することができます!
ちなみに、鍵盤を弾いた後に手首を1cm上げるのではなく、鍵盤を弾くより一瞬早く手首を上げてもとても楽に弾けると思います。
いかがですか?
使い分けていきましょうね!^^
このテクニックを、上級者の方は色々と応用されていると思います!
本当に使えますよね!
感覚的なこと
次は感覚的なことですが、これから話すことを是非イメージをもって試してみてくださいね!
この部分は、ある程度ピアノが弾ける方や、上級者向けの内容です!
自分の耳より上で鳴っている音を聴く
脱力なのになぜ「聴く」なの?と思われた方。
鋭いですね!
しかし結論、脱力と聴覚は密接に関わり合っています!
たいていの場合、特に譜読みをして間もない曲を弾く時には、
鍵盤の近くで鳴っている音を無意識に聴いてしまっていると思います。
不思議なことに、そのように聴いていると音を立体的に捉えにくいように感じます。
すると、その聴覚で感じた立体的でないイメージの音を手は「実現しよう」とするので、
手に余計な力が加わり、脱力がしづらいという結果になることがあります。
ですから、逆に自分の耳の上で鳴っている音を聴こうとすると、
聴覚では、立体的に音を感じやすくなるので、
立体的な音のイメージを手は「実現しよう」とするので、
結果的に気持ち良く脱力した状態になりやすいということになります!
あれれと思った方。
音が鳴ってから音を聴くのが普通ですが、今回の場合は
音が鳴る前の音を聴いて(イメージして)いるということになります!
鳴った音を聴くのか、鳴る前の音を聴く(イメージする)のか、
卵が先か鶏が先か…という話にもなりますが…。
いかがでしたか?
是非ピアノで弾いて試してみてくださいね!
不思議ですから!
グランドピアノをお持ちの方はボディの上で鳴っている音を聴くイメージでもいいと思います!
あくまで一つの方法ですので、色々な方法を試して楽しみましょうね!
まとめ
ピアノの脱力についての気付きを、物理的なことと、感覚的なこととに分けて紹介してみました!
・手首を1cm上げる
・自分の耳の上で鳴っている音を聴く
ピアノを心地よく弾くための一つの引き出しとしていただければ幸いに思います!
何かに気付けるって嬉しいですよね!^^
ありがとうございました!ピンやまでした!
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