初級者ピアノ教材の紹介

音楽

今回は、初心者の方へおすすめのピアノ教材をご紹介します!

この記事は、「はじめての生徒のためにいいピアノ教本はないかな?」「迷う…」と思っていらっしゃるような

ピアノ生徒さんのことを一生懸命考えていらっしゃる方。

音楽教室のピアノ講師の方や、僕のように町のピアノ教師をされている方へ、是非読んでいただきたい内容になっています!

「この教本使ってみようかな?」とか、現在使われている教本の「いい教え方を思いついた!」みたいなことに繋がると嬉しいです!

 

僕ピンやまがおすすめするのは、北村智恵さん著「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本」です!

この教本とてもよく考えられています!

中身を見せることはできませんが、どのように作られているかをご紹介します!

併せて、僕がどのようにこの教本と出会ったのかもお話ししますね!

ピアノ指導に情熱を注がれた方

まずはこの教本を書かれた北村智恵さんについてお話しします!

北村さんは、長年ピアノ教師をされていた方。「子どもの眼の高さで歌おう」という書籍も執筆なさっています!

【中古】 子どもの眼の高さで歌おう あるピアノ教師の記録 /北村智恵(著者) 【中古】afb

書籍を少しでも読めば伝わりますが、ピアノ指導者としての情熱がものすごくある方でした!

僕が書籍を読んでの印象的だった部分を少し話します!

 

北村さんが親戚の家に行き、その娘さんがピアノを練習中だったそうです。

親戚の娘さんは小学生で、ピアノの進度は16分音符が初めて曲に出てくるレベルでした。

娘さんは16分音符の部分に苦戦していた様子で「私って16分音符きら〜い!だってドタバタ忙しいんだもん!」のようなことを言ったそうです。

それを聞いた北村さんは驚きました。

なぜって?北村さんが教えている同じピアノ進度の生徒さんが言うことと全然違ったからでした!

北村さんの生徒さんは「私って16分音符好き〜!だってルンルンって感じで楽しいんだもん♪」みたいに言っていたそうです!

・・・と、この部分を読んで僕はとてもびっくりしました!

だってこれって、音楽をどう感じているかということじゃないですか!

こんなふうに教えられる北村さんってすごいな〜と思いました!

このピアノ教本との出会い

僕は山の上音楽教室をまだ立ち上げたばかりです。

そんな僕はある日、教室で使うためのピアノ教材を探しに楽器店へ向かいました。

特に、ピアノを初めて習われる方に向けての教材を選んでいました。

僕自身は子どもの頃バイエルを使っていましたが、もっといい教本がないかと思ったのです。

色々な教本があり、開いて中身を少し見ては「これもいいけど・・・迷う」と思いながら探し。

自分がぼんやりと買いたいと思っていた教本は、店員さんに聞いても「申し訳ないですがありませんでした・・・」と言われてしまうし。

頭の中をぐるぐるさせていると・・・あるピアノ教本の背に「北村智恵」という名前があり、目に飛び込んできました。

「これってあの書籍で読んだ北村さんだ!」と思いながら本を開けてみました。

教本は全部で3冊。どれも素敵なピータラビットのデザイン!中身も素晴らしい!

3冊とも即決、即買いでした!

想像力とテクニックの両面

ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本は、北村さんが作曲された曲で進んでいきます。

その曲たちは、想像したイメージを実現するためのテクニックが身につくように北村さんが作り、順序立てて配置されています!

構成が本当に素晴らしい!

ヘ音記号が最初の方から出てきていて、ヘ音記号に抵抗感がなく親しむことができるし、楽譜上の音楽記号の意味や読譜のための言葉を解説していてわかりやすい!

しかしながら、一番いいなと思ったのは、楽曲とピータラビットのキャラクターを活かして異なる表現の奏法を学べるところです!

全く同じ音が書かれている曲が複数あるけれども、題名指示されている記号や、アーティキュレーションがそれぞれちがうのです!

つまり、同じ音の曲でも、表現したいことが変わっているため、表現するためのテクニックを身につけることができる。

すごく面白いなと感じました!

また、バイエルのように100番まであるわけではありません。

いつまでも終わらないということはないです。

全部で3冊ありますが、学び終わる頃には、スムーズにブルグミュラー25の練習曲に進む事ができます!

ピアノ奏法においてとても大切なポリフォニーにも第3冊目で登場!(※ポリフォニーとは、各声部に分かれている音楽のこと)

想像力とテクニックの両面を表裏一体として大切に扱っている教本でした!

僕はピーターラビットのデザインもオシャレなので気に入っています!

もしご興味のある方はご覧になると面白いかもしれません!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

そのうち、即興や耳コピなどのことも触れていきたいです!

どうぞよろしくお願いします!^^

 

ピアノ 楽譜 北村智恵 | レッスン 教則 教材 教本 | ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本 1

ピアノ 楽譜 北村智恵 | レッスン 教則 教材 教本 | ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本 2

ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本(3) 北村智恵ピアノメソッド

ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本

一緒に楽しく音楽ライフを歩みましょう!
この記事を書いた人
ピンやま

ピアノ・耳コピ等をポジティブに考えていく情報を発信します!
|●山の上音楽教室講師|元小学校教員|武蔵野音楽大学ピアノ科卒|
クラシックもそれ以外も含め音楽好き|今も学び続けるピアノ男子

ピンやまをフォローする
音楽
ピンやまのブログ

コメント

  1. 天涯 より:

    私も 北村さんの教本で学びたかったです。良い情報をありがとうございました。