耳コピのお話

即興 耳コピ

耳コピをやってみたい!楽しそう!と思っている方は多いと思います!

今回は耳コピとはどういうことをしているのかをお話しします!

僕ピンやまは、教員を長年やっていた中で即興演奏や耳コピを仕事に活かしたことがありますし、

今も耳コピすることは大好きです!

しかし、特別な才能に恵まれたからできるということではありません。

 

記事を読み終わった頃には、

『耳コピってこういうことだったんだ』

『選ばれし者しかできないものではないんだ!』

と感じていただけるのではないかと思います!

耳コピするには「絶対音感」という誤解

耳コピはしてみたいけど…でも、どうやったらいいの?

絶対音感のある人にしかできないことなんじゃないの?

と思われている方。

結論を申し上げると、そんなことは決してありません!

絶対音感はなくても耳コピはできるのです!

 

僕ピンやまには、絶対音感はありません。

でも、耳コピはできます。

だから声を大にして断言できます。

「絶対音感はなくても耳コピはできるのだ!」と。

 

という僕も、「耳コピは絶対音感のある人ができるものなのでしょ?」と思っていた時期があります。

高校生の時、僕は埼玉県にある芸術総合高校音楽科に通っていましたが。

当時、周りには自分よりも音楽を演奏できたり、聴き取ることができたりする人達がたくさんいました。

そんな高校1年生になって間もないある日、

練習室でクラスメイト数名とピアノで曲を弾き合ったり、楽しくおしゃべりをしたりしていました。

その中に、ソルフェージュの一番上のクラスになったピアノ科の子がいました。

その子には絶対音感がある、と聞いたので、

僕は、試しに「ちょっとこれって聴き取れる?」と言って

黒鍵も含めた4〜5つの音が重なった和音をジャーンと鳴らしてみました。

するとその子は、ジャーンと鳴らしたその和音の音をすべて言い当てました。

「…え!?本当にすごい!」と言葉を失い、

「こういう子が、即興アドリブとか耳コピとかができるんだろうな」と思い、

自分にはちょっと難しいのではないかと、悔しく感じた思い出があります。

 

僕と同じように悔しい思いを感じたことのある人もいるのではないでしょうか?

 

だけれどね皆さん、心配しないで!

耳コピするために絶対音感は必ずしも必要ではないのです!

我々には相対音感という強い味方がいるので、耳コピはできます!

 

相対音感についての難しい説明は省きますが、

皆さんは鼻歌を歌えますよね?

いいえ自分は音痴ですという方でも、テレビ等から流れてくる音楽を

「こういうメロディか〜」と認識はできますよね?

それは相対音感の成せる技です!

そして認識できるということは耳コピできるということに他なりません!

ただ、相対音感をまだ磨いていないというだけなのです!

耳コピとは「認識していく」作業

曲を構成している要素は、①メロディー ②ハーモニー(和声もしくはコード) ③リズムの3要素。

耳コピに苦労していらっしゃる方は、この中の①メロディー、②ハーモニーの聴き取りが難しいのだと思われます。

でもこの2つは絶対音感でなくても相対音感があれば聴き取れます!

要は「認識できればよい」

「全ての音を聴き取る」の誤解

耳コピは決して「全ての音を聴き取れるからできる」わけではありません。

全てを聴き取れるのは、それこそ天才モーツァルトくらいでは・・・?と思います。

耳コピは完璧にすると思ったら詰みです。

気楽さが必要です!^^

曲のエッセンスだけ聴き取ってピアノやギターで表現できてしまえば勝ちです!

 

①メロディー、②ハーモニーを認識するためには、相対音感とともに、ある程度音と結びついた理論が必要になってきます。

耳コピは「認識していく作業」でしたよね?

人は何かを認識する時に、固有の名詞などの名前を付けて物を認識します。

「これはリンゴだ」とか「あそこにテーブルがある」とか。

 

「この赤くて甘酸っぱく歯触りのよい果物はリンゴだ!」

「あの板に4つ足がついていて、食事を置いたり書き物をしたりできる物はテーブルだ!」

というように、名前と視覚や味覚、触覚などの感覚が結びついて、物を認識していますね?

 

耳コピの認識も、これと全く同じです!

音を聴いて「このメロディーは〇〇の音から始まっている!」とか

「ハーモニー(コード進行)はこうなっているな!」とか

やっていることは同じ。

 

この認識をするために音と結びついた理論を使います!

全然「全ての音がこうなっているから…こうなんだ!」みたいなことではないし、

全てが一気に分かるわけではありません。

自分の知っている理論を使って、音を読み解き認識することが耳コピです!

絶対音感はあれば便利ですが、耳コピには必要はありません!

「絶対音感がない」と嘆いていた方は、嘆く必要など全くありません!

相対音感と理論の使い方が大切なのです!

 

そう!理論とともに相対音感を発揮させれば最強です!

場合によっては絶対音感よりも使い勝手が良いのではないかと感じています!

自信をなくされていらっしゃる方は、大いに自信を持ってくださいね!!^^

相対音感を磨くには

ここまで記事を読んでくださった方は、

耳コピは絶対音感の人や、選ばれし者にしかできないものではないのだなと

思っていただけたのではないでしょうか?

 

相対音感の磨き方は、その人その人に合った磨き方があるのではないかと思いますが、

共通点は確実にあります!

 

僕自身も、耳コピしていく中で大変に思ったことはありますし、自信をなくしたこともあります。

すぐにできるようになりますよ、と断言はできません。

 

ただ、音と結びついた理論を学びたい!という方にはオススメの本があります。

「ずっしーのピアノ教室」という本です。

この本は必要最低限の理論をわかりやすくまとめられているのと、

本に記載されているQRコードを読み取って音を聴いて実践できるのが本当に素晴らしいです!

耳コピをやっている一人として、尊敬できる方です!

ずっしーのピアノ教室 音楽経験ゼロから大好きな曲を弾けるようになった僕の耳コピアレンジ習得法 [ ずっしー ]

また、相対音感を磨く方法として、即興演奏で遊ぶのもとても有効です。

即興演奏をすると和音進行(コード進行)を認識しやすくなるのでおすすめです!

ピアノはある程度弾けるけどやったことがないという方は、動画もありますので、是非ご覧ください!

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おわりに

僕自身もクラシックの曲だけをただただ弾いていただけではなく、音で遊び、その中で色々な気付きを得てきました。

それが耳コピに10割、活きています!

今回は、耳コピのお話ということで、自信をなくされている方がいれば励ましたいと思い、記事に書きました。

また、耳コピに自信をなくしたこともある過去の自分にも「大丈夫だよ」という気持ちで書きました。

他にも、即興演奏や耳コピについての記事も掲載していきたいと思いますので、楽しみにしていてください!

皆さまの素敵なピアノLIFEの一助にしていただければ幸いです。

ピンやまでした!^^

一緒に楽しく音楽ライフを歩みましょう!
この記事を書いた人
ピンやま

ピアノ・耳コピ等をポジティブに考えていく情報を発信します!
|●山の上音楽教室講師|元小学校教員|武蔵野音楽大学ピアノ科卒|
クラシックもそれ以外も含め音楽好き|今も学び続けるピアノ男子

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